プレゼンが苦手な方へのアドバイス【緊張を味方につける】

突然ですが、皆さんプレゼンって得意ですか?得意という方、うらやましいです。たぶん多くの方が苦手意識を持っているんじゃないでしょうか。私もプレゼンは苦手です。緊張するし周りに見られていると思うとさらに目が泳いで頭が混乱… 会社の朝礼でたまにスピーチの順番が回ってくるんですけど、あれもすごい嫌で、前日から憂鬱な気分になるのもこれまた嫌なんですよね。そんなお悩みを持つ皆さんに、苦手でもそれなりに乗り切れる考え方をお伝えします。

人前で話すの苦手だな・・・

プレゼンが苦手な人の特徴

プレゼンが苦手な人って緊張が苦手な人が多いんです。心当たりありませんか?プレゼンの時間が近づいて「ヤバい緊張してきた」と少しでも思い始めるともうあせりが止まらない無限ループ。よくあるアドバイスに、自信を持って、とか堂々と、とか大きな声で、とかあると思いますが、このあたりは『非言語コミュニケーション』と呼ばれる領域で、発する言葉の意味内容(=言語的)ではない要素で相手に伝わる、印象やイメージで理解される部分です。
非言語コミュニケーションは3つの要素に分類されていて、「メラビアンの法則」として知られています。
・視覚情報:55%
・聴覚情報:38%
・言語情報:7%
これをふまえると、言っている内容よりも視覚(見た目)や聴覚(声のトーン)で9割方印象が決まってしまいそうですね。どんなに素晴らしい話をしても、ガチガチに緊張してしどろもどろになっていたら、相手に全く伝わらないという悲しい結末になんてことも。

プレゼンが上手い人の考え方

これまで何度か「緊張」というキーワードが出てきましたが、この「緊張」がポイントです。緊張を楽しむ、という感覚、何となく分かりますか?例えばスポーツ選手。ここ一番の大舞台などで結果を出すスター選手。そういう人はみんな緊張しないからなのかというとそうではなく、緊張をうまく味方につける、という考え方だそうです。プレッシャーやストレスとも言いますが、逆にこれが弱すぎてもいいパフォーマンスが発揮できないんです。なので全然緊張しない、というのもあまりよくない。適度に緊張を感じる方がよりパフォーマンスをアップさせる、ということですので、緊張してもいいんです。適度な緊張で自分の実力を最大限もしくはそれ以上になるよう後押ししてもらう感覚です。

プレゼン本番の乗り切り方

プレゼンに対する小手先のテクニックというのは色々あります。それらは場数を踏むと何となく分かるようになってくるものですしここでは割愛します。
それ以前の本当の基礎の基礎は、「練習する」に尽きます。当日までにどれだけリハーサルしたか。プレゼン資料を作ることが準備と思って、資料を作り込んで満足してしまうから本番がうまくいかないのです。プレゼンがうまくいくかどうかは、資料の内容はさておき、資料を一言一句頭に叩き込んでおいて、聴衆の目を見ながら話ができるかどうか、です。資料や原稿を読む=プレゼンではないのです。すごい人は資料の何ページに何が書いてあるかまで頭に入れて本番に臨んでいるそうです。資料作りで満足したり練習の時間を確保しない人はプレゼンがなかなか上手くならないということです。
そして、上記の「緊張を味方につける」です。緊張を感じてきたら、「パフォーマンスが上がってきた〜!」と松岡修造ばりにテンションを高めましょう。ポジティブシンキングです。

まとめ:プレゼンとは?

そもそもプレゼンとはどういう意味かご存じでしょうか。「プレゼント」(贈り物)だそうです。プレゼントをもらうと嬉しくなったり、得したと思いますよね。これです。心が動きますよね。プレゼンの目的はまず相手に何かを伝えること、です。そして相手に何らかのアクションを促すこと、です。これを意識して、そのためにどうするかを考えるようにすると、プレゼンの結果がいい方向に向かいます。そういう成功を重ねることで、だんだんプレゼンに対する苦手意識というのも無くなっていくといいですね。

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